2015年スタート 空撮の今後


This report is Japanese version only.
 
1/13追記:日本の航空法が改正されることになりました。これに伴い以下の記事を追記しました。
 

1 規制

(1) 最新情報
昨年12月26日の産経ニュースを転載します。

「大空に野放しは「危険」 無人機の運用、法規制へ
政府は25日、航空法を改正し、無人飛行型ロボット(無人機)の運用を規制する方針を固めた。現状の航空法は航空機を「人が乗っていること」と定義しており、無人機への細かい規制はない。だが、災害対策や農薬散布といった無人機の利用事業例が増え、事故やプライバシーの侵害、軍事転用など安全保障上の懸念も浮上してきたことから、具体的な運用ルールを明確化する。電波法や不正アクセス禁止法など無人機運用に関連する航空法以外の法律の改正を含め、来年1月に政府の「ロボット革命実現会議」で方向性を示す。‥」
 
改正内容や時期が分かり次第、別の記事として取り上げる予定です。

 

以下元記事です。

あけましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
 
さて、2015年を迎えて空撮の今後をちょっと展望してみたいと思います。
 

2 技術

(1) 最新情報

①FPV
汎用性のある合法プロポと合法 FPV の最安値帯は、DJI 920MHz 送受信機セット(8,100円)と、例えばキャロットシステムズ オルタプラス 2.4GHz 無線送受信機(約27,000円)等の組み合わせでしょう(計約35,000円)。
混信の恐れはなく、使用に際してなんらの資格も必要ありません。ギンバルはチルト操作のみ、FPV はやや遅延する制約はありますが、DJI PHANTOM 2 Vision+ を使わない方に適します。
プロの方は DJI Lightbridge でしょうか。

②自動航行
汎用性のある合法自動航行システムとして、技適取得済の DJI 2.4G DATA LINK = WooKong-M 等の Waypoint (ウェイポイント)が日本の正規代理店で既に販売されています。また DJI PHANTOM 2 Vision+ も合法です。
 
③どちらも1年前は誰もが相当に苦労した分野でしたが、今やクリアです。さらに2015年は以下の新技術を期待します。
 
(2) VPS
VPS (Vision Positioning System) とは、GPS (Global Positioning System) の効かない室内等でも、位置を測定して機体を安定させるシステムで、垂直カメラ、超音波センサー、圧力センサーによって測位します。

inspire-3

既に Parrot BEBOP DRONE や DJI INSPIRE 1 に組み込まれていますが、2015年中に独立した商品として発売されることを期待します。これにより安定性は相当にアップします。
ただし室内で飛ばすときは、単なるプロペラガードではなく、プロペラの上下左右を囲む完全ガードが必要と思います(というより必要のない限り室内で飛ばすべきではないと思います)。
 
(3) 衝突回避
さらに衝突回避システムも、いずれ無人機に搭載されるでしょう。

既に AscTec Firefly は、衝突回避システムにより森の木々の間を高速で駆け抜けることができるそうです。

2015年中にこういった衝突回避システムが安価で発売されることを期待します。安全性が相当に向上しますね。
 
(4) バッテリー機能アップ
そしてバッテリーの機能アップです。とにかく軽くて容量の大きいリポバッテリーを望みます。現在の無人機の平均飛行時間は15分ぐらいでしょうか。2015年中に30分以上になることを期待します。
 

3 プロ空撮

(1) 最新状況
日本の無人機等によるプロ空撮会社(屋号含む)は、弊社が調べた限りでも2014年8月現在350~400社ありました(詳細はこちら)。その後9月から12月まで弊社は「空撮の業務用保険会社無料お伝えサービス」を行ってきましたが、お伝えした新規のプロ空撮関係者は約30社です。弊社把握だけでもこの数字ですから、2015年1月現在のプロ空撮会社は500~600社あると想像します。もっと多いかもしれません。
 
(2) 一般企業のプロ化
そして約30社のほとんどは一般企業です。つまり他の業務を行っている会社が空撮を業務に取り入れる形態のプロなのです(業務として行う場合は商用ですからプロと看做されます)。例えばテレビ局、新聞社、映像会社、建設会社、測量会社などです。
これらの会社は1年前には空撮専門会社に依頼して映像を撮ってもらっていたでしょうが、今は違います。自ら空撮を行うようになってきているのです。DJI PHANTOM 2 Vision+ 等を手に取れば自ら空撮をしたくなるのは無理もありません。
この流れは2015年、2016年とさらに続くでしょう。
 

弊社は2015年も、プロ空撮関係の方々の発展のために、無人機飛行・空撮の総合コンサルティングを行って参ります。