Manual mode No.4 簡単マニュアル着陸方法


本サイトではマニュアルモードを奨励しないと書いてきました。理由は他人に危害を及ぼす可能性のある危険な操作だからです。しかしマルチコプターの安全性を向上する観点から、例外もあると考えるに至りました。そこでこの例外的なマニュアルモード操作法を紹介します。
 
例外的なマニュアルモード操作法とは、GPSモード等で飛行中に何らかの原因でGPSモード等が効かなくなったときに、機体をマニュアルモードで安全に着陸させる操作法です。
 
飛行中にGPSモード等が効かなくなることもありうるわけで(特に都市部)、そのとき機体を安全に下ろせないと即時に重大な危険を招きます。したがって少なくともプロの方や慣れた方は、その時点でマニュアルモードで機体を安全に着陸させうることが望ましいと考えます(既にできる方へはゴメンナサイ)。
 
しかもこのマニュアルモード操作法は、おそらくプロの方や慣れた方なら1回~3回の練習でマスターできるでしょう。つまり簡単なのです(私はあまりの簡単さに驚き、かつこの簡単さがバレるとマニュアルモードの神秘性がなくなるので黙っておこうとさえ思いました)。
 
GPSモード等が効かなくなったときに安全に着陸させるマニュアルモード操作練習法

1、前提条件
DJI WooKong-M や NAZA-M を使っていて(私はこれでしか実験していないので)、かつ機体のバランスがとれていること(最も重要です)。
 
2、練習法
(1) 水平安定(ATTI)モードで10mぐらいの高さで機体をホバリングさせて、そこでマニュアルモードに切り替えてください(10mとするのは多少暴れる機体をコントロールするための余裕高度を確保するためです)。
(2) すると機体は急に上または下へ3mぐらい動きますが(ここはスロットル調整で上下動を安定させます)、前後左右のバランスは水平安定モードと同じぐらい保たれます(機体のバランスがとれていることが必須)。
(3) なのであとは水平安定モードのような感覚でゆっくりと着陸させればよいだけです。
(4) もし上手くいかずに機体が暴れだしたら即座にGPSモードへ切り替えてください。

 
3、ご注意
(1) 必ず人のいないところで練習してください。
(2) 少なくとも水平安定モードでホバリングできることが大前提です(初心者の方はやらないでください)。
(3) 本日現在 Phantom など330クラス以下の機体は(私は試していないので)本記事の対象外です。450クラス以上が対象です。
(4) 万一本記事を読まれた方が個別の事故を起こされた場合、本サイトはその損害等につき何らの責任を負いません。あくまでも自己責任で行ってください。
 
4、参考動画 7/6 早朝6:00 雨 風速5~7m/秒(上記の練習ではなく、改造した TBS Discovery の初フライトテスト動画ですが0:23に水平安定モードからマニュアルモードへ切り替えています。高度は5mぐらいなので地面に落ちそうになっています)。

 
Manual Mode 訓練中(一応人に見せる動画ではなく備忘録です)。離陸はペラを折らないように水平安定モード、0:23から着陸までマニュアルモード。