顔の情報から政治思想・IQ・犯罪傾向を判別するAIが近い将来登場するかも



(写真はStanford Universityから)
 
[ROBOTEER]によると、スタンフォード大学のMichelle Kosinski氏は、最近の研究成果で「人工知能と結合した顔認識技術は、近い将来、人間の複数の傾向を把握することができるようになるだろう(中略)プライバシーおよび人権侵害など、複数の倫理的な問題が提起される可能性がある」と述べました。
 
Kosinski氏は自ら開発した「ゲイダー(gaydar)」と呼ばれるAIアルゴリズムを利用して、デートサイトに掲載された男女の写真を分析。結果、男性同性愛者91%、女性同性愛者83%を正確に判別できたと過去に主張したことがあります。
 
以下はKosinski氏の主張です。
 
「人工知能技術と結合した顔認識技術の発展はすぐに、写真一枚で、写真の中の人物が同性愛者かどうかを判別することができるようになる(中略)(ただ)性的指向は、コンピュータアルゴリズムが、顔認識を通じて把握する様々な特徴のひとつに過ぎない」
 
「人の顔の特徴と政治性向の関係を研究した結果、人間の顔を分析すれば、政治的理念を知ることができるという暫定結論に達した」
 
「人工知能と顔認識技術を使えば、人間の知能と犯罪性向まで把握することができる。このような技術の発展は、プライバシーの侵害など、様々な複雑な問題を引き起こす可能性があり、これに対応しなければならない」
 
「多くのデータが確保できれば、サイコパスなのか、もしくは犯罪性向が高いか否かを判別することができるが、その傾向がすぐに実際の犯罪につながるわけではない(中略)倫理的、法的な問題に対する思案が必要だ」
 
このようなKosinski氏の主張に対して、海外各メディアは「人工知能が人間の犯罪性向を判定するとしたら、結局、機械が人間の生活を決定することになるのではないか」、「裁判所や警察組織のデータベースが歪曲されれば、深刻な人権侵害や社会的混乱が起こる可能性がある」などの懸念を表明しています。
 
出典:ROBOTEER