英司法当局が導入した新しい人工知能は弁護士より200倍も速く法律関係の書類を処理



(写真はGETTY IMAGESから)
 
[WIRED]WIREDによると、英国の重大不正捜査局(SFO)は、「秘匿特権の有無」によって分類が必要な書類が膨大にあったことから、この作業を人工知能に任せることにしました。
 

RAVN(レイヴン)が開発した人工知能

英国の重大不正捜査局(SFO)とロンドンを本拠とする新興企業であるRAVN(レイヴン)はまず、ロールスロイス事件の資料をRAVNのAIに取り込むことから始めました。

2016年7月には実際に使えるシステムができ、両者の法律家の合意により、この“ロボット”に仕事をさせることになりました。

下級法廷弁護士に依頼する場合、1日に進捗する資料は3,000件だが、RAVNは1日あたり60万件を処理し、費用も5万ポンド(約709万円)。ミスも法律家たちより少なかったということです。
 

書類の評価だけでなく、分析と予測も可能に

重大不正捜査局は現在、RAVNのさらに賢い利用を進めています。事件に関連するとみられるデータを捜査官に示すなど「主観的な判断」ができるようにする予定です。

RAVNシステムはさらに先に進み、評価だけではなく予測もできるようになるとRAVNの共同創業者ウォルクヴィスト氏は確信しています。たとえば、合併や買収が行われた場合にどんなことが起きうるのか、その結果を予測するということです。

「データを解析して構造化するレヴェルまでは到達しました。現在は、過去の記録を分析して“未来”を予測する能力があります」とウォルクヴィストは語っています。
 
出典:WIRED